デイリーメッセージ

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政治は結果で勝負

みなさん、こんにちは。だんだん暖かくなっていますが、東京はどんよりした空が続 いています。

今日は、午前中本会議に出席し、法案採決(10本)を行い、その後、選挙の応援遊説 に出ました。最初は稲城市、次は多摩市、そして調布駅前街頭をへて、最後は昭島で した。12回の街頭演説をやり、最後の3回はかなり喉がかれてしまいましたが、各会 場で本当に多くの支持者の方が応援に来てくださり、勇気百倍でした(いくつかの 会場では「きよちゃん」とか呼ばれ、赤面してしまいました)。

投票日は日曜日。13日の完勝に続いて、公明党候補全員勝てるよう全力でがんばりま す。ご支援をいただいている皆様、本当にありがとうございます!明日も、文京・中 央・港区の10会場で街頭に参加します!         

さて、以前にも書きましたが、政治で一番大切なことは「結果」=「選挙の公約を実 現すること」です。選挙で、あるいは日常的な政治活動の中で、有権者のみなさんに 約束した政策を法律・条例として実現する、また、予算をしっかり手当をして実現す ることこそ、政治家の最大の使命だと思います。

公明党は、野党時代もこの立場にたって、「何でも反対」ではなく、是々非々の立場 で政策実現をはかっていましたが、与党になってからは、政府の一員としてより強力 に公約実現に取り組んできました。公明党が国政で与党になってから3年半になりま すが、この間実現した主な政策だけでも、実際50を超えています。

2年前、私が出馬した参院選の折の公約の2大柱「文化芸術立国」「政治とカネ対策」 についても、公明党は着実に実現をはかっています。文化芸術の方は、推進基本法を 2001年に成立させ、文化庁の予算も今年度初めて1000億を突破しました。強化され た予算で「映画監督養成大学院」など新たな構想が推進されています。

政治とカネの問題についても、あっせん利得処罰法の改正や官製談合防止法の成立を 実現しましたし、さらに今自民党に対しては公共事業を受注した企業から政党支部へ の(1年間)の献金に150万円という上限をつけるべきだと提案しています。

この政策実現政党の公明党に対して、日本共産党などはデマを垂れ流したり、虚偽・ 誇大宣伝などを行いつつ、非難中傷を展開しています。しかし、その共産党自身は、 今日まで全くといっていいほど、公約を実現したことがない政党です。地方議会にお いても、国会においても、政策実現のために欠かせない予算案に常に反対しているわ けですから、実績などあるはずがありません。ところが、実績がないと選挙が戦えな いということで、やってもいないことをやったと宣伝したり、他党の実績を横取りし たりして、顰蹙を買ってしまっているのです。

これが、先日の統一地方選前半戦で惨敗した根本理由であることを直視すべきです。 自分たちの敗戦理由を「反共攻撃」のみに収斂させているのは、誠に見苦しいと思い ます。特に、共産党の現執行部は、この3年ほどの選挙の連戦連敗について、責任を とって退陣してしかるべきなのに、赤旗などの機関紙をみると「運動量が足りない」 などと、あたかも同党の一般党員の活動不足が敗因であるかのように書いています。 これでは、現場の共産党員もやりきれないでしょう。

こういうことを言うと、共産党は、「野党の存在を否定する、議会制民主主義の否定 だ」などと反論してきます。しかし、これは的外れな反論です。野党として政府与党 を特に政策の次元で批判するのは、大いに結構です。しかし、同時に自らが「公約を 全く実現してきていない」という事実もしっかり国民に明示し、反省すべきところは 反省すべきではないでしょうか。独善的唯我独尊的態度で、できもしない公約を選挙 の度に叫んでいても、もう国民は見向きもしないということを自覚すべきです(ど うせできない公約を掲げるんだったら、「月面にディズニーランドをつくります」く らいのことをいった方が、面白いのではないか、と私の友人が言っていました)。

それから、議会制民主主義の件ですが、これには笑ってしまいます。共産党は元来 「民主集中制」を理想としていたのではなかったのでしょうか。民主集中制とは、一 般的には聞きなれない言葉ですが、「プロレタリアート(労働者)独裁」などと 同じことを意味すると思われます。労働者の独裁とは、どういうことでしょうか。結論的 に言うと、共産党が政権をとった場合、形式上政府や議会があっても、労働者の代表 たる前衛政党の共産党が「すべてを仕切る」独裁権力体になるということです。つまり党に権力を集中させるのです。議会はあってもいいのですが、なくてもよい。とにかく、 共産党という一政党が国家全体をコントロールする体制を目指しているのです。ちな みにこれは曲解でも難癖でも何でもありません。事実冷戦時代の共産国家の盟主ソビ エト連邦の政治体制は、このようなものでした。先例があるのです。

そう考えると、共産党が「住民が主人公」というキャッチフレーズで選挙を戦って いることは、空恐ろしいことに見えます。この「住民」は「労働者(プロレタリアー ト)」のことであり、それはすなわち「労働者の代表たる共産党」を意味すると解釈 してもあながち間違いではないからです。ですから、「住民が主人公」というキャッ チは、実は「共産党が主人公」と言っているのに等しいのです。

それにしても、共産党が選挙でこれだけ惨敗したのに(少なくとも表面的には)、全 然こたえていないように見えるのは不可解です。しかし、ふと考えてみると、同党は 選挙で多数派を占めて政権を取るという手法を前提としていない組織であることに思 い当たりました。どういうことかといえば、共産党は選挙という民主主義的手法より も、「革命」(場合によっては武力闘争も排除しない)という手法を、今でも権力奪取の 方法として最重要視しているということです。

選挙後はGWで、私は次の衆院選の関係もあって、沖縄に遊説にでかけます。しばらく このメルマガもお休みするかもしれませんが、みなさん、英気を養ってGW後の仕事に 備えましょう!

みなさん、こんにちは。いや、今日の東京は暑いですね。気温は27度まであがると か。私は何を勘違いしたのか、冬用スーツで出勤してしまい、(しかも国会事務所の 空調は「送風のみ」)大変な目にあっています。

地方統一選の後半戦も今週日曜日に各地で告示日を迎え、本格化します。私も今週や や小休止していた街頭演説等の活動を週末から強化する予定です。私の担当する東京 ・山梨の全選挙区を回りたいのですが、物理的に不可能ですので、厳しい所を中心に うかがうことをあらかじめご了承いただきたいと思います。

さて、本日の標題にあるとおり、これから不定期で私のポリティカル・ライフ(政治 生活)のいろいろな側面について、エッセイ風に書かせていただきたいと思います。 最初のテーマは、まさに政治家が避けては通れない選挙、なかでも演説の部分について 私の考え・体験・感想など書きたいと思います。

選挙演説というと、一般には「騒がしい」「迷惑だ」というイメージもあるかもしれ ません(確かに、私も自身が議員になる前、そう思ったことが何度かあります)。 しかし、現在の日本の法律では、法律に則った街宣活動は合法になっています。私 は、国民の総意があれば、今のやり方を変えてもいいと考えています。

私が住んでいた英国では、遊説カーというものは存在していませんでしたし、街頭演 説も見た事がありませんでした。ただ、指摘しておかなければならないのは、英国で は「戸別訪問」が合法で、候補は一軒一軒訪問して自分の政策・人柄をアピールでき るのに対し、日本ではそれができません。街宣活動をなくすのであれば、おそらく戸 別訪問を合法化することとセットでないと、国民は候補や政党を判断しにくくなるの ではないか、と思います。

ちなみに、日本で戸別訪問が違法とされている最大の理由は「買収行為などの温床と なる」ことのようですが、昔はいざ知らず、今は国民も豊かで賢くなったし、議員を 見る目も厳しいですから、容認できるのではないかと思います。たしか私の記憶で は、選挙制度を研究している日本の学者の多くが「戸別訪問の合法化」を支持してい たはずです。

街頭演説を行なう政治家はどう思っているかというと、必ずしも「喜んで」やってい る人(もいるが)ばかりではありません。公衆の面前でマイクを持って話すことに精 神的ストレスを感じる人もいますし、また、季節や気候によっては、かなり辛いで す。夏は、街宣車の上は、50度くらいの暑さで、私も候補になってはじめてわかりま したが、革靴が焼けるような感覚があります。冬は冬で寒い(けれどもコートをきな いことが多い)し、梅雨の季節は雨でスーツがずぶぬれになって、よれよれの姿を聴 衆にさらすことになります。

そうはいっても、公明党の議員は、「やらねばならぬことは、やる」主義ですから、 (ある意味)喜び勇んでやっている人がほとんどでしょう。私も最若手の議員ですか ら、もうガンガン叫ぶことが多いです。しかし、「年齢の高い方はつらいだろうな」 と率直に思わざるをえないときもあり、実際に「参議院選挙が終わると必ず死人がで る」と言われる今の選挙のやり方がいいのかどうか、真剣に検討してもいいのではな いかと思っています。

ま、これは長期的課題ということで、演説そのものに関して話を展開したいと思いま す。選挙がらみの演説では、告示日前と告示日後では内容が違います。告示後は、選 挙で勝つためのフレーズ(例えば「清き1票をください」とか)は、原則何でも言っ ていいのですが、告示前は「事前運動」に当たるのでタブー・フレーズがあります。 それでも、やはり話す方も聞く方も選挙を念頭においてる状況で話す場合は、訴えな いといけませんから、あいまいな表現を使います。例えば、「押し出してください」 「押し上げてください」なんていうフレーズが頻繁に使われます。

国政選挙なんかの場合、国会の赤じゅうたん(本当は結構よごれているので、オレン ジ色斑じゅうたん)を意識して、「赤じゅうたんを踏ませてください」などという保 守系議員・候補も多いです。それから、選挙の時は必ず何らかの「敵」がいるわけ で、「攻撃は最大の防御なり」ですから、敵を攻める発言をしますが、その際にもな るべく表現の仕方に配慮しなければなりません。街頭演説で不特定多数の人間に話を するわけですから、あまりひどい個人中傷などはダメですし、また個別具体的な話を するときに事実関係を曲げたり誇張したりすると思わぬ問題につながることがあるの で、要注意です。私の場合、政敵を攻める場合、なるべく「本質論」で責めることに しています。なぜこちらが有権者の信頼に値して、敵が値しないのか、その本質をわ かりやすく訴えることに、力点をおくようにしています(あとは、話ぶりで伝える しかない)。

私も今はさすがに何百回も街頭演説したので、慣れましたが、最初のころはかなり緊 張しました。まず、何をどう話すか、ここで誰でも悩みます。戸外での街頭で私が今 心がけているのは、以下の点です。

(1)難しい話をしない。(特に、法律の内容を詳細に説明することは避ける) (2)話す要点を絞って、できれば冒頭に明示する。(「今日は3点について申し上げた い」と始める→話し手にとっても聞き手にとっても良い。いつ終わるかわからない話 は双方にとって苦しい) (3)必ずユーモアを入れる。(笑いがおこることで、聴衆に一体感が生まれる。た だし、ダジャレの連発や「おやじギャグ」ははずすことが多い) (4)屋内で話すときより、ゆっくり目にやや大げさに抑揚をつけて話す。また、セ ンテンスとセンテンスの間に一呼吸おく。(→話しても冷静に次の話題を考えられる) (5)聞き手に問い掛けたり呼びかける。(できれば、拍手タイミングを意図的に作る →聞いている人も能動的になることによって、話してとの心理的垣根が低くなる) (6)可能ならば、ジェスチャーも入れる。

ちなみに、街頭演説で絶対にやってはいけないことは、「原稿棒読み」演説です。こ れは、かなり盛り下がり、聴衆の応援する気概を減少させます。まして、携帯電話の 画面を読むなんていうのは、論外です(1回だけ、こういう人を見た事がありま す)。話の要点を書いたメモくらいなら、許される場面もありますが、なるべく話し ては話の中身はある程度覚えてくるくらいの努力はすべきだと思います(ただし、 話すときに、「原稿どおりに」と思い込みすぎるのもリスクがあります。原稿からは ずれてしまったときや、一部でも忘れると動揺してしまいますし、覚えた原稿をマ シーンのように話すと、自動翻訳機の機械音声を聞いているようになってしまいま す)。

上の演説ポイントは、屋内でやる場合、少々変わるところもあります。原則的には、 上のポイントをクリアーすればいいのですが、屋内で演説する場合には、戸外と違っ て「語りこむ」ことがより可能になりますので、政策の中身などについてより詳しく つっこんで説明してもいいです。ただ、その場合でも、なるべくわかりやすい比喩を 使って説明することを心がけたほうがいいでしょう。また、自分の「地」を出すこと も、結構大切です。いつもはべらんめえ調で話しているのに、演説となると突然 「え、わたくしは、・・・であります。」のような口調になる方もいますが、全部と はいいませんが、場面的には会話文的・口語体のいつも自分が話しているような言葉で 語ると「サプライズ効果」が生じ、聴衆の眠りを防止することにつながります。

あと、演説で大事なことと言えば、「与えられた時間内に終える」ということがあり ます。登壇者が多い場合など、ひとりが時間を守らないと他の人の時間がなくなった り、演説会の終了時間がおしてしまうことにつながります。ただ、私自身自覚してい るのですが、私はこの時間を守れない点が最大の弱点で、いつもオーバーして迷惑をかけ ることが多いのです(これまで迷惑を被った方々、すいません!)。他の議員のみな さん、気をつけましょう(て、言う資格ないか)。

最後に、演説に関して面白い話を。2年前に候補になったときに、少々スピーチ一般 のこと勉強したのですが、話を聞いた人が「何」でその話が良かったかどうかを判断 するかということについて、以下のような研究結果を知りました。すなわち、人が 「あの話は良かった」と判断する基準の7割は、話の中身にかかわりがなく、どちらか といえば、「話しての顔の表情」「声のトーンとボリューム」「ユーモアがあったか どうか」「ジェスチャー」「いきおいがあったかどうか」というような要素で構成さ れているというのです。

確かに、「あの話は良かった」と思っても、私たちは肝心の話の中身を聞かれると覚 えていないことが多いものです。やはり話し方、デリバーの仕方が、話の印象を決め るより大きな要素なんだな、と納得しました(小泉総理の国会答弁もこの傾向が強 い?という指摘もあります)。ただ、だからといって、話の中身はどうでも良い、と いうことではありません。後で覚えていないかもしれませんが、やはり筋の通らない 話や中身の浅い話には、その場で悪印象を持ってしまうのが自然ですから。

長くなってしまいました。いずれにしても、多くの人の前で話すことの多い政治家 は、少しでもスピーチの質(中身+デリバーの方法)を改善するため、不断の努力を することが重要だと思います。私が前述したポイントは、私個人が勝手に決めているこ とで、それぞれ人によって違いはあると思います。しかし、説明責任を果たす、党の イメージアップを図るという目的は同じですから、切磋琢磨しながら公明党議員も頑張らねばならないと思っています。         

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