みなさん、こんにちは。5月15日から17日まで2泊3日で沖縄に行ってきました。沖縄 は、東京と比べればほんとに暑くて、夜も25度前後。ただ、今回は梅雨のせいか、ど んよりした天気で、すごしやすいといえばすごしやすい気候でした(次に行く時 は、日差しが「痛い」だろうなー)。
さて、5月15日は、沖縄の本土復帰記念日。今年で31周年です。私が今年で34歳です から、沖縄は私が生まれたころはまだ日本の領土ではありませんでした。実は、沖縄 の復帰は、最近のことなのです。
沖縄は今、新しい振興計画(10年)を実施中ですが、この10年は今までの30年と質が 異なっています。従来は、「本土との格差を是正する」ということが至上命題で、さ まざまな投資・開発が行われてきましたが、これからの十年は「どうやって自立した 沖縄を作るか」が主題となります。
昨年再選された稲嶺県知事は、この新振興計画を策定する前に、何度も「魚ではな く、釣り針がほしい」と言いました。空腹なとき魚(中央政府からの公共事業・補助 金など)をもらえば、それを食べることでそのお腹を満たすことができますが、魚は 食べるとなくなってしまいますから、いつまでも魚をくれる人(中央政府)に依存し なけらばならなくなります。しかし、今長引く不況で魚をくれる人も貧しくなってい ます。また、この中央依存体質が県民のメンタリティになることは、もっと恐ろしい ことです。他力本願や他者依存の精神が蔓延した社会には、創造性や活力が生まれま せん。
これは実は沖縄だけに限らない話ですが、今どの地方でも必要なのは「釣り針」で す。つまり、魚(=豊かな経済)を自分で釣ることのできる手段であり道具が必要な のです。よい釣り針(=道具=魅力ある地方を作る政策)があれば、他に依存しなく とも自力で何度でも魚を釣ることができます(もちろん、釣り針を持っているだけ で使わなかったり、腕が悪い(=政治的リーダーシップの欠如などガバナンスの問 題)と、成果があがらないこともありえますが)。
小泉内閣の公共事業見直しや構造改革路線の底流には、実はこの発想があります。も ちろん、国が地方のために予算をまったく使わないということではありません。予算 は使いますが、しかし、釣り針を作ってもらうために使うのです。そのためには、地 方政治がそれぞれ知恵を出し、創造的な着想と果敢な実行力を持たなければなりませ ん。私の地方政治に対する見識はまだ浅いですが、これからはどんな知事・市長・地 方議員が住民を代表するかによって、大きな差が出てくると思います。もう、昔のよ うに誰が知事をやっても同じとか、国政でも誰が大臣をやっても同じ、ということが いえる時代ではないんだと強く感じています。その意味でも、3488名の議員を全国で 擁するまでになった公明党の役割は一段と重要だと、私たちは再認識する必要がある でしょう。
さて、表題の話ですが、5月16日・17日の2日間、沖縄で第3回太平洋島サミットが開 催されました。私は会議そのものは参加できませんでしたが、17日の知事主催昼食会 に参加して、その雰囲気と成果を知ることができました。そして、このサミットの沖 縄開催を国会で初めて要請した国会議員としても、深い感慨を得ました。南太平洋地 域の16カ国・地域の代表が非常に満足している様子を見て、うれしかったです(ち なみに、小泉首相も沖縄伝統の「かりゆしウェアー」を着用して、ご満悦の様子。昼 食会のスピーチもちゃんと英語でやってました。発音?65点かな)。
昼食会では、私が座ったテーブルにソロモン諸島やツバルの首脳代表が座っていまし た。英語で楽しく会話していたのですが、私が自分の携帯電話を出して(最近購入) デジカメで写真を撮ってあげたら、はしゃいで盛り上がり、「Please send those photos to me through e-mail!(メールでその写真を送ってくれ!)」と言われまし た。島の人々に「携帯電話で撮った写真だ」と説明して、驚かせたいようです。私は 何の気なしに携帯電話を取り出したのですが、いやいや結構会話を盛り上げる道具と してはなかなかです。それまでむっつりとした顔で会話に参加してこなかったツバル のスタッフも、意気込んで話しかけてきましたから(ただ、私のテーブルに同席し ていた首相秘書官の壮年は、苦笑していました。後から思えば、国会議員で他国の首 脳つかまえて携帯デジカメで盛り上がる人は普通いませんよね。でも、いいです。楽 しかったし)。
昼食会の最後には、私の旧知でもあるパラオのレメンゲサウ大統領がスピーチしまし た。これが、最高でした。ユーモアあり、ウィットあり、そして開催地の沖縄の人々 の心をつかんでおり、文句なしで会場からも大拍手でした。そしてこのレメンゲサウ 大統領、実は先祖に沖縄出身の「上原」さんという紳士がいるそうで、沖縄の血が流 れている方なんだそうです。世界に広がるウチナンチュー(沖縄人)ネットワークの 底力を最後まで感じた国際イベントでした。
昨夜遅く東京に戻り、今日は午前10時から難民関係の専門家ワークショップに参加、 午後から国会事務所でたまった仕事をしています。明日、武力事態対処関連3法案が 参議院に来ます。特別委員会が作られますが、私もそこの委員として論戦を張ること になります。衆議院のほうで、民主党・自由党が賛成しているので、楽観論が出てい ますが、参議院はまだ通っていないわけですから緊張感を持って国民の代表として恥 じない議論をしていこうと決意しています。