デイリーメッセージ

« 前の記事 | デイリーメッセージメインへ | 次の記事 »

烈夏転戦

みなさん、こんにちは。選挙も残すところ10日あまりとなりました。私は、首都圏・沖縄を中心に遊説に転戦しております。

<各地での党員・支持者のご支援に大感謝>
私は24日の公示日以降、東京→山梨→沖縄→栃木と転戦し、本日29日は午後から群馬に行ってきました。関東地方は現在曇り空ですが、公示日の東京や、週末本島中部・北部を回らせていただいた沖縄は、本当に暑かったです。特に沖縄では熱い日差しの下でジリジリ焼かれて、かなり顔がブラウンになりました。

それにしても、いつも感激するのは、この蒸し暑い気候の中、「公明党がんばれ!」と演説会場まで駆けつけてくださる多くの党員・支持者の姿です。公示日の夜訪れた山梨県では、野外競技場に5千人もの人が集い、公明比例区候補にエールを送ってくれました。候補には事前の打ち合わせで、「お疲れでしょうから、あまり長くお話にならないように」と私のほうからお願いしてあったのですが、5千人の真心の応援に本人が大感激して結局20分以上話してしまいました。一生の思い出に残る、素晴らしい選挙応援イベントでした。

また、昨日回った栃木県。矢板、鹿沼、宇都宮の3市の4ヶ所で街頭演説をさせていただきました。候補が来られない中、私がいわば代理で訴えさせていただいたのですが、会場に集まったみなさんは、本当に熱心に聴いてくださり、途中で「そうだ、そうだ」の合いの手も。

本当に公明党の議員は幸せです。自分にとって縁もあまりない地域に初めて行って演説しても、多くの国民のみなさんに話を聞いていただけます。私はこの姿は日本の民主主義にとっても本当に素晴らしいことだと思っています。「公明党は組織選挙だから」と半ば嘲笑交じりに言う人がおりますが、公明党を応援してくださっているお一人お一人は、それぞれ多様なご意見を持っており、決して「公明党だから」と安易なご支援をいただいているわけではありません。

政治・権力をしっかり監視をしていこうという精神で、公明党の政策・実績についても厳しくチェックして、それでご支援くださっている方々が大半です。このことは、演説をしている当の私自身が実感しています。ただ抽象的に「公明党をお願いします」を繰り返すだけではだめで、やはり年金問題でもイラクの問題でも正面から公明党の考え方と行動について主張したときに、聴衆のみなさんも大きな反応をされるのです。

<組織と政治>
今日本の社会のあらゆる分野で組織力が落ち、各政党の伝統的支持基盤もかなり弱体化したといわれています。それに伴って政治への関心も低下し、投票率も落ちています。「組織」というと「制約」と考えて嫌う人も多くなっているようですが、そもそも人間の体も立派な組織であり、家族も組織であり、誰もが教育を受ける学校も組織、そして当然のことながら会社も組織体です。組織なくして今日の私たちの社会生活はありえないのですが、意識の上では組織を否定する人が多くなりつつあります。そして政治に対しても否定的にとらえることが一種の流行になっているように思います。

今日の強い政治不信の背景には、私たち政治家あるいは政党に対する不信があることは間違いがなく、その意味ではまず政治家改革に取り組まねばならないことは言うまでもありません。しかし、国民の側も組織や政治というものそれ自体を否定することがあたかも正しいかのような誤解の基に社会生活を送る人が増え続ければ、日本という国の未来は明るくなるようには思えません。民主主義社会においては、結局誰かが政治を担わなければならず、もし多くの国民が政治を忌み嫌うようになれば、国民の代表として不適当な人物や団体が政治を担うことに究極的にはつながっていくのではないか、と思います。

話がやや横道にそれましたが、こういうことを考えつつ、公明党の支援者の方々をみると、本当にこの方々がいなかったら、今頃日本の民主主義やその制度的根幹である選挙というものはどうなっていたのだろう、と感じざるをえないのです。(もしかすると、選挙のときに大勢の人が街頭に集まって立候補者の話を熱心に聴く、という姿自体が日本社会から消えていたかもしれません。)

<イラク主権移譲:国際社会の信用を失う民主党>
今朝の新聞1面に出ていますが、イラクで占領当局(CPA)から暫定政府への主権移譲が、昨日予定より2日前倒しで行われました。これで、イラク復興は新しい局面に移ります。国連決議1546に基づく多国籍軍も即時編成され、治安維持と人道復興支援にあたりますが、日本は後者の人道復興支援を中心に今までの活動を継続することになります。

多国籍軍というと、日本ではとかくイメージが悪いですが、その意味は「各国から集まった軍隊」というものに過ぎません。そしてその任務内容は多国籍軍ごとに異なるわけで、今回の多国籍軍には人道復興支援が明確に付与されていますから、自衛隊がそこを担うことと指揮権を日本側が確保することで、国内法上の整合性を取っています。

海外での自衛隊の人道復興支援活動は、憲法違反ではありません。すでに自衛隊はカンボジアPKO参加以来、10年以上にわたって海外での人道復興支援に参加してきており、その自衛隊の貢献に対する国民の支持は、昔はともかく今は常に6割を越えています。(余談ですが、「自衛隊がPKOに参加すると、日本は再び侵略国家への道を歩む!」とかなり真剣に叫んでいた野党のみなさんは、今はどう思っているのでしょうか?どうも国連のPKOは何も問題がない、という態度のようですが、いつからそうなったのか説明がありませんね。)無論、イラクでの活動も憲法上なんら問題はありません。そしてその活動内容が不変である以上、多国籍軍に参加しても問題がないことは明白です。

民主党は、相変わらず「自衛隊撤退」を言っているようですが、国際的な信用を落としています。先日、私は国会閉会直後にEU代表部の駐日大使公邸での昼食会に招待されました。EU大使と各国の外交官、日本の国際ジャーナリストなど13名程度と1時間半昼食を交えて意見交換しました。国会議員は2名で、私と民主党の国際派S衆議院議員でした。

意見交換の中で、EU大使のほうから、日本の自衛隊のイラクでの貢献についての言及があり、「イラク戦争をめぐっては、EUは分裂し、米国と協調できない国々もでたが、私たちはイラク復興支援については団結し、米国とも協調している。そんな中、日本がイラクに自衛隊を派遣して貢献していることは、大変高く評価している。日本には今後もっと国際社会での責務を果たすことを期待している。」と発言をされました。私は「与党の一員として、今の大使の言葉に感謝申し上げます。イラクへの派遣は厳しい決断でしたが、公明党は神崎代表と私の2人がサマワを現地視察した上で治安上の判断をし、派遣を了承しました。日本が国際社会の一員として危険な地域にも人を送り貢献することはきわめて重要だと思っております。」と応じました。出席していた駐日オランダ大使も、サマワでオランダ軍が治安維持を担当していることを念頭に、「日本の貢献は本当に重要だ」と発言してくれました。

民主党のS議員(保守系)は、いつも舌鋒鋭く政府与党のイラク対応を批判している人ですが、この席上では都合が悪いと思ったのか、民主党が党としてイラクへの自衛隊派遣に反対していることは明言せず、「私は今の日本の憲法は改正すべだと思っているのですが、ただ今の憲法は憲法で尊重しなければならないわけで、そこの原理に立つと難しいというか・・・」などと、出席している外交官のほとんどがよく理解できない話をし、終始歯切れが悪かったです。

EU大使は、さらに「今回新しい国連決議が出て、多国籍軍に対する国連の委任が明確になったことは、本当に喜ばしいし、これでEU諸国も何の問題もなく米国とイラク復興で協調できる」と主張されました。S議員は、この段階ではほとんどノーコメント状態に陥りました。

この様子を見ていたある外交官は昼食会後のロビーでの雑談で、私に「日本の民主党の外交政策、安保政策は、どうもよくわからない」とささやいてきたので、「なにしろ、党内で見解を一致できないのです」と応じました。すると先方は、「それではなかなか政権など取れませんね」とおっしゃるので、「That's right(その通り)」と言って別れました。

<なぜ「まっすぐ、ひたむきに」か>
民主党は結局政権をとりたいがために、内向き志向になり、政府与党の批判票を集約するために国際社会からみたらきわめて「へんてこ」で「わかりにくい」外交政策を主張するに至っていると私は見ています。もし、仮に民主党が今政権を取ると、おそらく外交政策においては、以前の約束をほとんどひっくり返さざるをえなくなって、かえって国民の信用を失うでしょう。

「まっすぐ、ひたむにき」というスローガンを掲げていますが、それは今民主党の政策の多くが「ゆがんでいる」「曲がっている」ことの自覚症状の裏返しではないか、と私は感じていますが、これは「大違いの勘五郎」(『坊ちゃん』にでてくるお婆ちゃんの表現を借りる)でしょうか。

公明党は、元々「まっすぐ、ひたむきに」政治をやってきましたから、いまさらスローガンに掲げる必要もありません。私たちは国民に約束した政策を、地道に着実に「実現する」のみです。

« 前の記事 | デイリーメッセージメインへ | 次の記事 »

« 一つ前のページへ戻る

「遠山が語れば、政治がわかる。身近になる」
遠山清彦は、3つの無料メールマガジンを発信しています。ぜひご購読ください。

熱い思いを一通250文字にギュッと圧縮。あなたの元に届けます。

遠山スピリット」 携帯電話限定メルマガ

遠山清彦の政治理念、活動が良くわかる。powered by まぐまぐ!

遠山清彦の国会奮戦記(PC版)」 パソコン向けメルマガ

携帯電話でもしっかり読みたい。powered by ミニまぐ!

遠山清彦の国会奮戦記(携帯版)」 パケット定額向けメルマガ

2011年9月

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

月別タイトルリスト