みなさん、こんにちは。国会が3日に終わり、翌日ニュージーランドへ行き、戻ってきて5日がたちました。国会閉会中でも仕事は多いのですが、それでも委員会などが少ないため若干時間的余裕が生まれ、私の机の周りにうず高く積まれた資料の整理などをしています。
<昨日のイラク特別委員会で谷合氏が質問>
そんななか、昨日衆参両院でイラク特別委員会が開催され、イラクへの自衛隊派遣期間の延長問題を中心に議論が交わされました。私も一委員として参院特別委員会の審議(午後)に出席しましたが、質問は新人の谷合正明氏がやりました。谷合氏は、同じ高校の後輩であり、かつ私と顔が似ている(ちょっと、私より細くて背が高いですが)ことやNGO関係のバックグラウンドを持っていることなど私との共通点が多いので、個人的にとても期待している参議院議員です。
彼の質問を直接聞くのは初めてでしたが、新人とはいえ非常に落ち着いていて、特にあの透き通る「声」がいいですね!やはり、国会質問も色々な人のを聞いてきましたが、声音というものは非常に大事で、いくら顔が強面(こわもて)でも質問し出したら「すっとんきょうな」裏返った声だったりするとそれだけでなんかズッコケたりするものです。谷合氏の声はスマートでエレガントなのです。聞いていて非常に気持ちがいい(といって、寝てはいけません)。
もちろん、谷合氏の質問の中身もとてもよかったです。自身のNGO職員としての経験をふまえ、現場で働く人の立場にたって鋭い質問を繰り出しておりました。特に、政府の広報力の問題を取り上げ、大野防衛庁長官にしっかりと答弁させていたのは、印象的でした。今後も外交防衛問題の若き論客としてがんばっていただきたいと思います。(ただ、ちょっと質問が正統派すぎて面白みがなかったのが残念。奇をてらう必要は無論ありませんが、他の議員が全く気づかない角度で質問を取り上げると議場は盛り上がりますね。)
<派遣延長に関する私の考え>
ところで、私自身は今回の自衛隊派遣延長は妥当な判断だったと考えております。マスコミでは色々複雑な議論がされていますが、延長の理由は意外とシンプルで、(1)自衛隊がサマワおよびその周辺地域で活動を継続する必要性(ニーズ)がある(2)1年前に自衛隊派遣を決定したときと治安その他自衛隊の活動に影響をおよぼす環境に根本的変化がない、の2点が最も大事なポイントだと思います。
12月11日付け公明新聞にも書かれていますが、自衛隊の活動が現地の復興に役立っていることは明白です。ちょっとその記事をそのまま引用します。「自衛隊の浄水・給水活動は、一日に5万6000人分、200トンから280トンの水を供給しており、サマワ住民16万人の3人に1人が恩恵を受けています。病院や学校の修復では、1日あたり300人から500人の現地の人を雇用しながら、自衛隊員も一緒になって作業にあたり、すでに10校の学校修復が終了しています。」このような実績は地元の人からも概して高く評価され、現地住民の8割以上が自衛隊の継続駐留を望み、地元の政治リーダーもこぞって派遣延長を歓迎しています。
もちろん、「外国の軍隊」に駐留されていること自体に反発する人が住民の中にいることも事実でしょう。しかし、自衛隊は日本国憲法の枠内での現地活動に徹しており、その内容も上記のように人道復興支援に限っています。治安維持活動やテロリスト掃討作戦などは、全くやっておりません。また、自衛隊はサマワに永続的に滞在するわけではなく、あくまでもイラク国家再建途上の過渡的対応として滞在していることは、現地の人々にも理解されていると思います。さらに、徐々にODA援助の比重も高められており、いわゆる自衛隊の活動とODAの有機的連携なども効果をあげているようです。(ODAと自衛隊活動の連携の具体例としては、サマワの病院にODAで供与された医療機器の使用方法等について自衛隊の医務官等が指導していることや、自衛隊が浄水した水をODAで供与された給水車を現地人が運転して運搬していること、などがあります。)
サマワの治安面に関しては、先日大野防衛庁長官と自公の両幹事長が直接確認してきたばかりですが、前述の通り、1年前と根本的に変化したとはいえないと思います。つまり、まだイラク特措法に規定された「非戦闘地域」と呼んでもさしつかえない状況ということです。もちろん、今年後半に迫撃弾やロケット弾が宿営地に着弾したことを忘れてはいけません。しかし、散発的に8発程度の砲弾が打ち込まれたことをもって、サマワ地域全体の治安悪化および組織的かつ継続的な対自衛隊攻撃行動が行われていると断ずることには無理があります。特措法には自衛隊隊員の「安全確保」義務が政府に課せられていますので、警戒を怠ってはいけませんが、治安面を見る限り自衛隊が撤退しなければならない状態にあるとはいえないと思います。この辺は、日本のテレビでよく報道されるファルージャなどの極めて不安定な地域とかなり異なることを理解する必要があると思います。
日本のメディアの一部は、今回の派遣延長決定について「結論先にありきだ」と批判しているようですが、私はそれをそのまま向こうに返したいと思います。批判的なメディアこそ「結論先にありき」で、自衛隊の実績やそれに対する地元の評価などを過小報道し、他方でイラクの問題点ばかり過大報道するやり方で世論を誘導しようとしていると思います。大量破壊兵器とイラク戦争の大義の問題がよく取り上げられますが、この問題と今のイラクでの復興支援継続の問題はやや次元が違うと思います。派遣延長問題は、あくまでも今のイラク復興に日本が人的貢献の面でコミットし続けるかどうかが問われているのであって、大量破壊兵器の存否は(それはそれで大切な歴史検証のテーマですが)直接この問いに大きな影響を与えないと思います。
<明日近畿でイラク・メソポタミア湿原復元に関する研修事業を視察>
明日、滋賀と大阪に視察で出張します。公明党が全力で推進して実現したUNEPのメソポタミア湿原復元事業の一環で現在滋賀と大阪でイラク人技術者の研修会が実施されており、それを視察することになります。今年の2月に共にイラン・イラク国境地帯を視察した浜四津代表代行および西田参議院議員も参加します。自衛隊に限らず、日本が総合的なイラク支援をしていることが確認できるよい機会だと思っています。
<海外活動のチャンス?>
最後に、先日のSTEP22という非営利団体から、以下のような告知がありました。詳細はHPなどで確認していただきたいと思いますが、どうやら若者が海外で活動するのを奨学金等で支援するところのようです。関心のある方は直接コンタクトを取ってみてはいかがでしょうか。
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貴方の地球体験を、資金とアドバイスで応援
- STEP 22 第3期奨学生募集 -
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非営利団体S.T.E.P.22は、海外で「新しいチャレンジ」
を目指す方に、奨学金とアドバイスを提供しています。
● チャレンジの内容・活動場所は、あなた次第。
● 返済の義務なし。
● 2005年1月5日 募集締め切り。
☆過去の奨学生の体験(HPにて、体験記公開中)☆
■「韓国で国際学生会議に参加しました。アセアンの学生達と
東アジア共同体の未来や、ヨン様について語り合い、
アジア中に親友ができました」
■「アフリカの若者支援NGOでインターン。
“貧しいアフリカを助けたい”、から、
“がんばってるあの子の力になりたい”へと、
アフリカへの思いが180度変わった。
自分の限界に挑戦して、これからは何でも出来る、自信がついた。」
応募方法・支給金額などの詳細は、HP( www.step22.com) をご覧下さい。
ご応募お待ちしております。
【お問い合わせ:Step22 事務局 】
メール:s.t.e.p..22@step22.com
奨学生選考担当:宇井望(第2期奨学生)
〒 142-0062 東京都品川区小山 6-21-3-601