みなさん、こんにちは。昨日あたりからようやく東京も冬らしくなってきました。コート、マフラーが必要です。
<政務官の日常業務>
さて、外務大臣政務官に就任して、約10日が経ちました。週末・祝日などを除くと、ほぼ1週間になります。政務官は外務省本省ビルの中に執務室がありますので、そこを中心に仕事を行いますが、出勤する時間帯はよほど重要な公式日程がない限り、私と秘書官で決めることができます。政務官になっても、国会側の行事や党務もありますので、こういうやや柔軟な制度になっているのだろうと思いますが、私はこの1週間、なるべく朝から外務省本省に出勤し、お昼だけ国会事務所に戻り、また午後から夕方まで本省で仕事をすることを心がけてきました。この「外務省―国会―外務省(時々、ラジオ収録など)」の基本パターンは、通常国会が開会するまで(海外出張時などを除き)基本的に維持しようと思います。
これには、若干理由があります。ひとつは、やはり私自身それなりの外交経験はあるものの、外務省全体が所管する政策や外交活動は極めて広範かつ複雑で、本省で専門家の官僚を執務室に招いて普段から勉強しないと付いていけないと痛感しているからです。最近よく人から「政務官になって一番の変化は?」と問われるのですが、私の答えは「入ってくる情報の質と量が違う」になっています。やはり日々24時間動いている外交活動の様々な情報が集中してきますし、重要な判断を求められる局面もあるわけですが、それらの情報を理解・把握するだけでなく、「判断する」力がなければどうしようもありません。そのためには、謙虚にひとつひとつ勉強するしかないと思っています。
それからもう一つの理由は、以前人事院主催の若手官僚研修の講師としてお邪魔したときに、官僚の本音として「全く省に出勤しない政務官は、何のためにいるのかわからない」という意見を聞いた経験があるからです。大臣と違って政務官ポストは、マスコミで目立つわけでもなく国会答弁もないので、国民から見えにくい位置にあります。私自身政務官に就任して、先の官僚の本音意見を真摯に受け止め、私なりに最大限外務省の仕事に精通し努力していこうと肝に銘じています。
ところで、先ほど「秘書官」と書きましたが、政務官にはだいたい1名の秘書官と1名の秘書付きがおり、スケジュール調整や外務省の中の様々なことについて助言してくれます。秘書官がいる、などというと偉そうですが、実際いないと大変なことになります。何しろ政務官就任して突然外務省に「放り込まれる」(=官僚と違って新人研修とか受けないので)身からすると、短期間で色々と教えてくれる人が側にいないと、何も仕事ができません。そういう意味で、今大変に助かっています。(ま、私の秘書官は優秀ですが、私に毎日マシンガンのように質問されて、疲れていると思いますが。)
来年1月下旬から通常国会が始まりますと、私は参院の委員会で外務省が関係している4委員会を担当するので、また忙しさの質が変わると思いますが、それまでは、しっかり勉強し働き、外交政策を主導できる力と体制を整えたいと決意しています。
<第4回太平洋・島サミットも沖縄で開催>
さて、これは私が政務官就任する直前に決定された話なのですが、来年5月に予定されている第4回太平洋・島サミットという国際会議が再び沖縄の地で開催される運びとなりました。2003年5月開催の第3回同サミットも沖縄だったので、2回連続ということになります。
太平洋・島サミットは、1997年10月に始まった日本と太平洋島嶼諸国との関係強化・地域振興を促進するための国際会議です。最初は東京で開催され、2000年4月の第2回は宮崎、そして3回目は沖縄でした。3回目の沖縄開催は、私にとっては非常に感慨深く、なぜなら国会質疑の場で当時の川口外務大臣に私が「是非沖縄で開催してほしい」と強く要望して実現した経緯があったからです。
そうした経緯から、第3回サミットの総理主催の歓送レセプションには私も特別に参加させていただき、同じテーブルで食事をした南太平洋諸国の首脳たちと談笑したことを今でも鮮明に覚えています。(確か、私の携帯電話の写メール機能に何人か興奮していた記憶があります。)その際も、また会議終了後も人づてに聞いたのですが、これらの島嶼国家の首脳たちは沖縄開催を大変喜んでおりました。沖縄の気候や風土が彼らの母国と似ているだけでなく、歴史的・地理的にも沖縄県民とつながりが深く、また今日島しょ地域でありながらここまで発展している沖縄を目の当たりにして、大変に勇気付けられるところもあったようなのです。
2年ほど前にこの話を聞いた私は、早速外務省の担当部局に電話をして「こういう感想が首脳陣で多いようだから、是非再びの沖縄開催を考えてほしい」と要望しましたが、その際は「なにぶん3年後のことなので・・・」とお茶を濁されてしまいました。しかし、来年の開催について、このたび沖縄が正式決定されることになり、私としては大満足。しかも、太平洋地域は私の政務官としての担当地域でもあり、まさに願ったりかなったりの状況になりました。
これを契機に日頃国際政治の中でなかなか光の当たらない太平洋の島々の人々の生活に、少しでも多くの日本人が関心を持つようにしていきたいと思いますし、国際交流拠点を目指す沖縄の機能強化も図っていきたいと決意しています。