みなさん、こんにちは。東京もついに雪が降りました。昨日(土曜日)の夕方頃はかなり降り積もり、都心も雪化粧で結構美しかったです。ただ、翌日にはほとんど溶けていましたが・・・。(雪かきで大変な地方の方からすれば、うらやましいとは思いますが。)
<タイ・カンボジア報告が外務省HPに掲載されました>
昨年末のタイ・カンボジア訪問の概要報告が外務省のHPに掲載されました。アドレスは、http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/seimu/toyama/thai_cam_05/gaiyo.htmlご関心のある方は、是非見てください。
タイといえば、最近報道されている通り、今年が同国プミポン国王の即位60周年にあたる佳節であり、その式典参加のため、天皇陛下も訪問される予定になっております。
プミポン国王は、私が世界で尊敬する人物の一人です。理由は、一昨年タイを参議院ODA調査団の一員として訪れた際、国王が自ら率先して現場に入り同国の灌漑事業を主導してきたことを知ったからです。灌漑事業の現場に入る国王の姿はタイの千バーツ札(最高額)に描かれているのですが、私は以前その感動をメルマガにつづりました。(http://www.toyamakiyohiko.com/daily/archives/2004/08/post_208.html)
また、これはあまり(というか、ほとんど)理由になっていないかもしれませんが、私が以前アフガン・パキスタン国境でウィルス性の病気になって倒れタイ・バンコクに空路搬送された時に、病院で集中的治療をしてくれた医師がなんと国王担当の内科医であり、それで勝手に親しみを感じていたりもします。(12時間の治療でかなり元気になって帰国できました。)
いずれにしても、賢人国王と呼んでも過言ではないプミポン国王の即位60周年を心から祝福し、健康とご長寿を祈りたいと思います。
<ODA改革議論が本格化>
さて、今政府・与党内で激しい議論の対象となっているものに、ODA改革の話があります。これはもともと昨年末の政府系金融機関改革の議論の中でJBIC(日本国際協力銀行)というODAのうち円借款事業を担当してきた機関をどうするかをめぐって始まったのですが、いつのまにか、ODA事業全体の改革の話になってしまったものです。今では官房長官の下に有識者検討会議が設置され、3月までに答申を出す方向で精力的に議論が進んでいます。
私は当初この流れに反発を感じました。誤解がないように申し上げますが、私は現職の外務大臣政務官として外務省の権益を守りたいから反発したのではなく、政府系金融機関改革という全くODAとは別物の改革議論の中で「副産物的」にODA改革をやろうというのは、政治的態度として不誠実だと感じたからです。しかも有識者検討会議は、この重要な改革の結論をたった2?3ヶ月で得るというのですから、あまりにも性急すぎると私は率直に感じたのです。
しかし、時として改革がこのような展開をすることがあるのも、日本政治の現実ですし、そもそも私も現在のODAの戦略プラニング、政策の企画・立案、その実施作業については多々問題点があるという立場(参院決算委員会で何度も追及してきました)なので、今はこの機会を通じて改革を正しい方向へもっていくべく努力をしようと決意しているところです。
<ODA改革の論点>
ODAとは政府開発援助として海外の主に発展途上国に様々な支援をする事業で、日本は世界トップクラスのドナー(供与)国です。近年、特に小泉政権になってからODA予算も減額が続いて気ましたが、貧困撲滅への取組み強化の国際潮流の中で、来年度から予算規模も漸増させる方向になっています。
ODA改革の論点は実際には多くあるのですが、まずその財源が国民の血税である観点から「無駄のない効率性の高い支援」をする必要があります。(主にこの観点から私は昨年の決算委員会審議でODA問題を取り上げ、事後評価の重要性などを主張してきました。)また、ODAは海外の発展途上国の発展を多面的に支援する事業ですが、同時にそれが日本の国益を増進するものでなければならないことも重要なポイントです。
これらの観点から今のODA体制を見ると、次のような問題点があります。まず、ODAの戦略性の欠如という問題です。これについては、現在政府与党内でも有識者会議の議論の中でも首相の下にODAの戦略を実質的に議論する機関を設置する案が提唱されていますが、私も基本的に首相主導の戦略決定の場が必要だと思いますので、これを支持します。次に、その決定された戦略に基づいて政策を企画・立案する作業が必要ですが、これについては私は現実的な能力と知識の蓄積から考えて外務省が中心となって調整するメカニズムの再構築が必要だという立場です。現状では、ODA予算を執行している13省庁がばらばらに企画立案したり、次の実施段階でさらに不統一性が増し、結果として支援効果が減じている実態があるように思います。政府内で実施されている全てのODA事業の情報を集約し、調整し、支援効果の相乗性を高める改革を考えねばなりません。そして最後に実施段階ですが、これは今無償援助は外務省経済協力局が中心、円借款(有償援助)はJBIC、技術協力支援はJICAおよび他省庁、とやはりばらばらになっており、この部分の改革をどうするかも大きな論点です。また、実施機関の意見を企画・立案段階、場合によっては戦略策定段階に反映するシステムをどうするか、という問題や、首相の下の戦略会議のメンバー閣僚の範囲をどう決め、どの閣僚が幹事的役割を果たすかという点も、組織論としては大きな改革のポイントになります。
いずれにしても、このような多岐に渡る主要論点について一定の結論をここ数ヶ月の間で出さなければなりません。私も、政府・与党内の議論に積極的に参加して、現状を改善する方向の改革になるよう努力していきます。ちなみに、政府内の一部には、今回の改革を機に、ODAを外務省所管からはずそうという意見を持っている人がいるようです。しかし、私はそういう意見の根拠がわかりません。ODAは、日本の外交政策の根幹部分を占める重要外交ツールであり、中途半端に外務省の仕事からはずせば、「二元外交」を生じ、途上国のためにも日本の国益のためにも役立たない事業になる可能性が大きいからです。
もちろん、マスコミで報じられているような、ODAを外務省から切り離し「援助庁」のような別組織を首相直属で設置するという意見は、理想論としては成り立つ余地があります。しかし、海外でODA事業を展開するのに外務省所管の在外公館が現在果たしている大きな役割を考えれば、独自の在外職員を持たない(あるいは、行財政改革の現下では持てない)「援助庁」を中央で作ったところで、支援効果が向上する改革につながるとは到底思えません。
今後、しっかりと地に足のついた議論をしていきたいと思います。
<名護市長選挙、島袋ヨシカズ候補の当選決まる>
最後に、たった今沖縄から嬉しい報告が届きました。本日(22日)投開票の名護市長選挙で、自民党・公明党が推薦し支援してきた島袋候補の当選が確実となりました!今月だけで4?5日名護市に入って応援してきた私としても非常に嬉しいニュースです。また、地元でご支援いただいたみなさん、本当にありがとうございました。今回の勝利を基盤に、沖縄県で今年続く選挙、「野合」の野党勢力に負けないよう、公明党はしっかりと戦って参ります!