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「アジア2015」会議など出席:英国出張報告

みなさん、こんにちは。ごぶさたしております。3月9日、無事英国出張から戻りました。英国で滞在していたホテルでうまくインターネット接続ができず、メルマガ発信ができませんでした。英国は、こういう所が先進的ではないんですよね。でも、自身が6年間も住んでいた国で、故郷に戻ったような気分で過ごせました。

ちょっと長くなるかもしれませんが、まとめて出張報告いたします。

<「アジア2015」国際会議での私の発言>
今回の出張の主目的である英政府主催の国際会議は、3月6・7日の両日行われました。私は日本政府を代表して初日の第1セッションで、アジアの開発支援についてのプレゼンテーションを英語で約10分間行いました。

このスピーチの内容は、いずれ外務省のHPに掲載されると思いますが、私は「アジアにはいまだ世界の貧困人口の3分の2(なんと7億人)が居住しており、これらの人々への支援を継続しなければならない」点を強調するとともに、「経済発展を通じた貧困削減」「環境や発展の持続性に配慮した長期的戦略」「人間の安全保障の重要性」の3点に話題を絞り込んで話をしました。この3点については、英国政府をはじめ閣僚クラスが出席していたアジア各国からも賛同の声が多数寄せられ、そういう意味では日本の存在感を強く示すことができたと思っております。(ちなみに、貧困人口の人々とは一日あたりの生活費が1ドルを切ってしまう人たちです。)

また、第1セッション後の共同記者会見に英国ベン開発大臣等とともに参加し、そこでも私は発言させていただきました。私は「アフリカに今注目が集まっているが、アジアを忘れてはならない」と重ねて強調した上で、「アジア地域は確かに急速に発展しているが、アジア諸国間で貧富の格差が拡大している、それぞれの国内でも格差が拡大している点に留意しなければならない。この問題に対処していくことが重要だ」という点を述べました。(この点はあまり多くの参加者が発言していなかったので。)嬉しいことに、私のこの発言は、当日のBBC配信ニュース等に引用されました。

ちなみに、この第1セッションには、パキスタンのアジズ首相とともに、英国のブレア首相も出席してスピーチをしました。私は英国留学中にブレア首相の誕生(1997年)を目の当たりにして、「若き政治指導者の力」に瞠目した経験があるため、率直に言って彼のファンなのです。以前日本に彼が来たときに、簡単な会話を交わしましたが、今回も間近でスピーチを聞き、その勢いといい話の明快さといい「さすがだ」と思いました。

<英国のニート・フリーター対策を視察>
せっかく英国に久しぶりに来られたので、以前から高い関心をもっていた英国政府のニート・フリーター対策も視察しました。誰でもITを使って自己能力向上をはかれる「ラーンダイレクト」のステーションをロンドン中心部と郊外の2ヶ所を視察し、さらに13歳から19歳を対象に「パーソナルアドバイザー」を派遣して、人生設計を手助けする「コネクションズ・サービス」も2ヶ所視察しました。

詳しくはまた公明新聞に寄稿したいと考えていますが、とにかく感動しました。ここまで英国政府が若年雇用対策に力を入れているとは、私自身想像しておりませんでした。私が訪問した場所のスタッフの説明によると、ブレア政権下のこれらの新施策はかなり効果を挙げてきており、ニート人口は減少してきているようです。また、従来は縦割り行政の弊害で十分機能してこなかった若年者対策の問題点を、民間委託を大幅に拡充する中で克服している現状に多大な示唆を受けました。

今後日本政府内でも英国の取り組みを真剣に研究して、さらに充実させるべきだと考えます。

<英国メディアとの交流>
また、会議や視察の合間や、夕食時間などを利用して英国メディア関係者とも懇談しました。英国の主要新聞The Timesの本社を訪問し、旧知の編集長ロバート・トムソン氏等同社幹部数名と1時間ほど懇談した際には、英国の今後の政局と日本の次期政権の展望や、中国の台頭と日中関係、靖国問題等についてかなり深い意見交換ができました。また、別途英紙The Guardian副編集長や、BBC若手記者などとも夕食と取りつつ、懇談しました。

私は、英国のジャーナリズムを非常に尊敬しております。鋭い分析と公平な視点、それにバランス感覚があふれていると思います。また、日本と違うのは、高級メディアと低俗メディアの差別化がきちんとされている点です。(ま、英国にもパパラッチはいるし、スキャンダル満載のタブロイド紙はあるのですが。)

<最後に・・・食中毒>
以上、2日間の短い滞在でしたが、仕事はきっちりと最後までやりました。しかし、最後の夜の晩餐で私だけが食べてしまった小さなカキ(オイスター)により、翌日早朝から悪性の食中毒になり、半日ほど倒れてしまったのは、悔いが残りました。英国大使館のM医務官の精力的かつ集中的治療でやや復活し、その日のうちに飛行機には乗れたのは、不幸中の幸いでした。(M医務官、ありがとうございました!)今後、食事には気をつけます!

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