みなさん、こんにちは。遠山清彦です。だんだん冬将軍が近づいてきて、東京もついにコートを着なければならなくなりました。(しかし、今朝もコートを着て満員電車に乗ったら、暑くて汗だくになりました・・・。難しいですね。)
<東大駒場キャンパスで教育問題を語る>
先週末、土曜日は午後に1時間ほど東大駒場キャンパス(文化祭中でにぎやかでした)を訪れ、今注目されている教育問題について語り、質疑応答も受けました。国会議員として教育基本法案の話もしましたが、やはり「いじめ」の問題などに聴衆の関心が高かったです。
私も、小中学校時代に、転校が多かったせいか、いじめられた経験があります。野球部の部員としてランニング中に他の部員がなげた石が頭部にあたり、血だらけで帰宅したこともありましたし、「今日は遠山を泣かせる日にしよう」とクラスの番長格に宣言され、一日中いろいろな嫌がらせをされたこともありました。最終的には乗り越えて、私を当初いじめていた人とも友人となることができたことが、ほとんどです。しかし、いじめられている最中は、孤独だったし、つらかったです。そんな時に自分を支えてくれたのは、あたたかい家族(愛犬を含む)の存在と、本気で自分のことを守ってくれた何人かの学校の教師の存在でした。
いじめにも色々な形態がある、と専門家は言いますが、多くの場合、複数(多数)で少数(一人)をいじめることが多いようです。いじめは、最も卑怯で臆病な人間がやることです。そして、実はいじめる側=多数派についてしまった人の多くも、そのことを知っています。知っているのだけれど、自分もいじめの対象になってしまうことが怖くて、言えないまま強い側についていってしまうのです。
今日の報道で、いじめている子どもを出席停止にする、という措置の検討を政府がしているとありましたが、私は個人的にこういう措置は慎重に検討すべきだと思います。「いじめは卑怯である」という当たり前のことを、子供たちが認識し、それを勇気をもって言う人が出るような環境を作っていくための知恵をしぼるべきではないでしょうか。
<能登でも講演>
今日(月曜)は、日帰りで石川県の能登空港に飛び、そのすぐ隣にキャンパスを構える日本航空学園の高校生と大学校生の皆さんの前で、先週北海道でやったのと同じ「私の体験的外交論」というテーマで講演をしました。イラクや東ティモール、アフリカなどの世界事情を体験的に語らせていただき、世界平和のためにどうして日本が貢献しなければならないか、ということを私なりに情熱をこめて話をさせていただきました。7?800名ほどの学生さんの前で話すのは久しぶりでしたが、壇上から見ていて面白かったです。寝ている学生や落ち着かない学生もいましたが、真剣なまなざしで時折メモを取りながら聞いてくれている学生さんも居て、感動しました。
質疑応答もやりました。ここでもいじめ問題の質問がでましたし、核武装についての意見、また世界平和のために身近なところで何ができるか、など鋭い質問が多くて嬉しかったです。私なりに丁寧に応えさせていただきましたが、やはりどんな場面でも双方向のやりとりがあったほうが、いいですね。きっと質問した学生さんたちも緊張して話したのだと思います。
先週の北海道や東大、そして今日の能登などの講演会を通じて、私は「政治家はもっと若い学生と対話しなければならない」と感じました。若い人は、純粋で敏感で好奇心旺盛です。こういう人たちに理解されない政治をしていては、若者の政治離れは止まらないでしょう。私も機会ある限り、日本の未来を背負う若い学生たちと対話を続けたいと思います。