遠山清彦です。新聞を読んでいたら、ある有名大学の学部長がインタビューで次のような発言をしていました。「欧米の政治家の場合は、自分の言葉で人前でしゃべる競争だ」。これは、なかなか名言だと思います。たしかに、私が6年余り住んでいた英国では、議会でもテレビでも政治家が原稿を棒読みしている姿など、一度も見たことはありませんでした。常に「自分の言葉(=オウン・ワーズ)」で国民に語りかけていました。
ひるがえって、日本はどうでしょうか?小泉前首相がだいぶ自分の言葉で語る文化を国会に持ち込み、確立したとは思いますが、まだまだ多くの政治家が原稿を読んでいます。確かに、正確を期すためには、原稿を読んだほうが無難に決まっています。しかし、聞き手の立場にたつと、これほど「つまらない儀式」はないわけで、なかなか印象には残りません。
私の浅い政治家人生を振り返っても、やはり少々口下手でも、自分の言葉で語った方が、わかりやすい政治になると思います。有権者の皆さんが知りたいのは、国を動かしている人たちの本音なのだと、実感しています。ある現代の哲人が以前、「本当に優秀な人間は、難しいことを誰でも理解できるようにわかりやすく話すことができるものだ。難しいことを難しくしか話せないのは、傲慢である」(趣旨)ということをおっしゃっていましたが、本当にその通りだと思います。
政治家は常に、どんな政策について語るにせよ、誰人にも理解していただけるように、自分の言葉で語ることを心がけなければならないと思います。私も、がんばります!今日から沖縄の離島を6つ回ってきます!