遠山清彦です。毎日毎晩、各地の講演会などで夏の政治決戦に向けて、非常に多くの方から激励をいただいています。ありがとうございます。さて、一昨日、太田党代表とフラトコフ露首相との会見に同席させていただきました。公明党側が先に会場に到着したのですが、私は露首相側一行のリストを手に取って見て、「あっ」と声をあげてしまいました。そこには、ロシア連邦副議長のメーゼンツェフ氏に名前があったからです。
事前の外務省情報でメーゼンツェフ副議長が訪日されるとは聞いてなかったので、驚いたのですが、彼は私にとってはロシア政界で唯一の「親友」(年齢と格の差を考えると「先輩」かもしれません)なのです。副議長との交流は、昨年の初春、外務大臣政務官として東京で夕食を共にしたころから始まります。席上では日露交流促進のためにお互いにどんな努力をすべきか、話に花が咲きました。そしてその日の記念に、副議長自らサンクトペテルブルグの風物スケッチを即興で描き、私にプレゼントしてくれました。感激の出会いでした。
その後、G8エネルギー大臣会合で私がモスクワを訪問した際も、短時間歓談し、旧交を温めました。そして、昨年9月に副議長の連邦議員としての選出地盤であるイルクーツク州で開催された「バイカル経済フォーラム」に、私は日本外務省を代表して参加し、再会しました。このフォーラムは日本での知名度は高くありませんが、副議長の強い要請もあり、私は財界のキーパーソンを外務省職員と回って、積極的な参加を促し、実際に10名以上の民間参加者を得て、大成功に終わりました。
そのメーゼンツェフ副議長、会見会場に入って私を見つけると満面の笑顔で、抱きついてきました。(先方の体が大きいので、私はお父さんに抱きつく子供のようでしたが・・・)また、会見の中で発言した副議長は、私との交流にも最後に言及してくれました。別れ際、私は英語で「ありがとうございます。必ず近い将来ロシアで再会したいと思います」と申し上げたら、「待ってますよ!」と副議長。
様々な儀礼と形式であふれ、微妙で複雑な政策課題が影をおとす日露(に限りませんが)外交関係。しかし、外交も担い手は人間であり、やはり何度も会って語り合い、友好・交流を深めることが一番大切だと感じます。副議長との再会はそのことを、改めて痛感させてくれました。日本の政治家は、国内でも外国でも「会ったら会いっぱなし」で終わり、人脈に深みがないという指摘がありますが、そうならないように日々努力していきたいと思います。