遠山清彦です。選挙が近くなり、私が英国ブラッドフォード大学で取得した平和学博士号(日本人で3人目)について問い合わせが増えているので、ちょっと説明したいと思います。
平和学という学問は、簡単に言えば「世の中から戦争をなくすためには、どうするか」ということをあらゆる角度から研究する学際的分野で、1950年代に欧州で発祥したと言われています。私が5年間大学院留学した英国北部のブラッドフォード大学は、大規模な平和学部を要する大学としては、世界的に著名です。私が在籍当時でも、学部生は120名以上、大学院生も50名以上、教員も20名余りおり、図書館には、大変多くの平和研究関連の蔵書がありました。
平和学も進化しており、最近は戦争だけでなく、貧困問題や環境問題、人権問題など、人の幸せを疎外するあらゆる形態の「暴力」を対象として研究するようになっています。私は、修士論文では軍国主義の発展過程について研究し、博士論文では戦争責任について日本を例に論じました。また、紛争解決・紛争予防の理論も学びましたので、卒業後、国会議員になるまでは、紛争解決の専門家としてイラクや東ティモールの現場にNGOのアドバイザーとして足を運び、実践経験を積みました。
同時に、私が2年間奉職していた宮崎国際大学では、「紛争解決の理論と実践」という講座を教授会の了承を取って立ち上げました(授業は全て英語で行う)。おそらく、日本の大学の授業としては草分け的存在だったと思います。国会議員の中では、これは異色の経歴と専門分野なので、28カ国歴訪する中で、適宜平和学の知識を活用させていただいて、外交活動してきました。日本では、まだまだ普及していない平和学ですが、最近はブラッドフォード大学で平和学を学ぶ日本人学生も増えており、心強い限りです。卒業生の一人として、これからも平和外交の第一線で頑張ります!
ブラッドフォード大学(日本語WEBサイト)
http://www.bradford.jp/pro_social.html
遠山清彦は、卒業生の代表として紹介されています。