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法務委員長として視察活動

遠山清彦です。今週は、衆院予算委員会を舞台に、本格的な国会論戦が始まりました。予想通り、福田内閣は総理自身をはじめ各大臣が非常に安定感のある答弁をしていると思います。安倍内閣の時は、「政府自身が、政治の最大の不安定要因」(ある政治学者)などと言われてしまいましたが、今はまさに政策中心の議論を与野党で交わしているので、あとは中身の問題です。公明党議員も、国民の目から見て、納得していただける質の高い主張をしていかなければなりません。

さて、私は昨日まで3日間連続で、参議院法務委員長として単独で法務省関連施設を視察しました。初日は、日本最大の刑務所(収容受刑者数は3000名以上)である府中刑務所を訪問・視察。ここは、外国人が500名以上、暴力団関係者も1100人以上、残りは薬物乱用受刑者や累犯(犯罪を複数回犯してきたもの)が多く、しかも人員過剰で運営が非常に難しい刑務所です。身体および精神の疾患を持つ人もおり、日本語を理解しない外国人受刑者も多いので、問題が発生しやすい日常であることが、理解できました。

そんな中、護身用の武器も携行せず昼夜職務遂行する職員の努力には、心打たれました。私が視察で見る限り、当局も極力人権に配慮している様子がうかがえましたが、過剰収容の問題は今日の日本社会の影の部分を象徴しているようで、非常に考えさせられました。(受刑者の中には、刑務所に入るのが30回目という高齢者もいるとのことでした。この人は、人生の大半を刑務所で生活。)

二日目は、神奈川県内の横須賀刑務支所(在日米軍関係受刑者を含む)、久里浜少年院、横浜少年鑑別所、横浜保護観察所の4ヶ所を一日がかりで回り、精力的に視察・意見交換を行いました。久里浜少年院には74名(全て男子、うち12名が外国人)が収容されていました。ここは、凶悪な犯罪などに関わった少年たちを収容しており、日常的にその子達の教育・更生作業に携わっている職員には、言い知れぬご苦労があるようです。施設内を視察している時に、教室の壁に「勇気のある人・勇気のない人」の条件を一覧にしたものが、少年たちの手書きで大書され貼られていました。「勇気のある人」になって、更生してほしい、と心の中で思いました。保護観察所では、地元の保護司の代表等の方々と意見交換をさせていただきましたが、ボランティア精神で社会のために働く姿勢に深い感銘を受けました。

三日目の昨日は、東京地方裁判所に初訪問し、刑事事件の裁判を傍聴しました。はじめて本物の裁判を傍聴し、学ぶところが多くありました。その後担当判事の説明で、平成21年度から始まる予定の、一般国民も審理・判決に参加する「裁判員制度」について法廷内で学びました。裁判員制度には課題も多いですが、この成功は法律を国民生活に近づける大きなステップです。是非成功させたいと思います。

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2007年10月12日 16:37に投稿されたエントリーのページです。

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