遠山清彦です。今月18日、私は沖縄県南風原(はえばる)町にある沖縄県立総合精神保健福祉センターを初訪問し、視察並びに職員・利用者の一部と意見交換をしました。ここには、全国的にも先駆的な認知行動療法(CBT)を取り入れた「うつ病ディケア」があり、平成17年度から実施されています。これは、うつ病の治療に大きな成果をあげているプログラムであり、今回それを自分の目で確かめることができました。
詳細は、HPなどを見ていただきたいと思いますが、認知行動療法の特徴は、うつ病の発生メカニズムの前提として「考え、行動、気分の3つが相互に影響しあっている」という立場に立ち、自分の身の回りで起こる出来事を過度に後ろ向き(ネガティブ)に捉えてしまう傾向性を自分の自発的努力で前向きな(ポジティブ)な方向に修正していくことを支援するところにあります。
約2年間の同プログラムの実施により利用者の9割以上の方々が客観的評価並びに自己評価において改善を示しており、うつ病を理由に休職していた人が復職を勝ち取る事例も多く生み出しています。また、うつ病に悩む人にありがちな「ひきこもり」傾向をこのプログラムに集う同じ悩みを持つ他の人々との「共感」によって自然に治していく面もあり、私も利用者の代表者から施設を利用しての率直な感想をうかがう中でその重要性を確認できました。
うつ病ディケア実施の中心者である同センターの仲本所長は、今や全国各地から招聘され講演をされているとのこと。このプログラムがいかに全国で先進的かつ効果的であるかの証左だと思います。うつ病、そしてそれを原因とする自殺の予防が大きな社会テーマとなっている今日、このような療法の普及啓蒙は喫緊の課題です。同事業の実施主体者である沖縄県庁内には、このプログラムを民間病院に移管してセンターでの実施を打ち切ろうという意見もあるとのことですが、私には理解できません。
軌道に乗り着実な成果を挙げている大切なこのプログラム存続のために、公明党沖縄県本部は動く、そのことを固くお約束して視察を終えました。うつ病に悩む人の支援拡充のため、公明党は全力で戦います。
沖縄県立総合精神保健福祉センター
http://www3.pref.okinawa.jp/site/view/cateview.jsp?cateid=91







