遠山清彦です。平日は東京、週末は地方でめまぐるしく動いており、なかなかメルマガを書く余裕がない日々が続いています。国会(衆院)では歳入関連法案が審議されており、今度の週末は、最初の大きなヤマを迎えます。野党側はイージス艦事故なども使って審議の引き延ばしを図ろうとしていますが、予算や歳入関係の法案は国民生活に重大な影響があるので、迅速に通す必要があることを確認したいと思います。
さて、道路特定財源の議論が毎日国会で続いていますが、そもそも、暫定税率分も含めた日本のガソリン税は国際社会の中で高いか低いか、皆さんご存知でしょうか。結論から申し上げると、「日本のガソリン税は国際的にはかなり低い方」となります。
2007年11月時点での調査では、日本のガソリン料金は1リッター当たり155円、税金は61円となります。この時点での他国のガソリン料金はどうかというと、英国233円(税金150円)、ドイツ229円(税金143円)、フランス216円(税金134円)、韓国193円(税金111円)、と日本のガソリン税の倍以上の国も多くあります。他の調査をみても、ノルウェー、イタリア、スロバキア、デンマーク、オランダ、ポルトガル、ベルギーなどほとんどの欧州諸国は日本より高いです。もちろん、日本よりガソリン価格も税金も安い国もあります。それらは、主要国では、メキシコ、米国、カナダ、ニュージーランドとなりますが、かなり数が限られています。
なぜ他国は日本よりガソリン税が高いのか、理由は様々でしょうが、共通しているのは、環境対策・温暖化対策のためにその財源を使っている点です。(また、英国は高速道路が無料なので、その経費にもあてているかもしれません。税金だけでリッターあたり150円も取れば、日本も簡単に高速道路無料化できますから。)こういう国際状況の中で、今年の7月には北海道でG8サミットが開催されます。サミット議長国の日本が、(民主党の言うように)ガソリン税を大幅減するということは、今の世界の流れに逆行するだけで、理解を得られないと思います。







