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“顔の見える”ODA(政府開発援助)に

予算編成で官房長官に要請
効率的な実施へ
総合戦略会議の設置提言
党外交・安保部会

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福田官房長官に申し入れする党外交・安保部会の上田部会長ら

公明党外交・安保部会の上田勇部会長(衆院議員)らは三十日午前、首相官邸で福田康夫官房長官と会い、来年度の政府開発援助(ODA)予算に関する申し入れを行った。これには田端正広、赤羽一嘉、白保台一の各衆院議員と、高野博師、山口那津男、遠山清彦、山本香苗の各参院議員が同行した。

席上、上田部会長は、来年度のODA予算について、「貧困(ひんこん)、感染症対策などいわゆる『人間の安全保障』分野が削減されることを憂慮(ゆうりょ)する」と指摘。

 その上で、ODAの効率的な実施に向け、内閣に「ODA総合戦略会議」(仮称)を設置し、援助相手国の人材育成支援を重視した顔の見える?内容の予算編成をすべきだと主張。さらに、国連の「人間の安全保障基金」や国連難民高等弁務官計画に対する拠出(きょしゅつ)金にも配慮するよう要請した。

 これに対し、福田官房長官は「ODAの金額は減ってもやることは変わらず、一層メリハリの効(き)いたものにするよう工夫することが重要だ」と述べ、省庁別となっている現在のODA予算を総合的な視点から編成、執行をするべきとの考えを示した。

 また、遠山氏がNGO(非政府組織)に対するODAの直接給付の重要性を強調したのに対し、福田官房長官は「国策に沿ったNGOとよく連携し育成することが、将来の外交の大きな勢力となる」と述べ、理解を示した。

 なお、上田部会長らは二十九日、外務省に植竹繁雄副大臣を訪ね、(1)外務省報償費の今年度比四割以上の削減(2)国連アジア本部など国連諸機関の沖縄県誘致(ゆうち)のための調査費確保(3)アジア諸国との友好促進――などを求める田中真紀子外相あての外務省予算概算(がいさん)要求に関する申し入れ書を手渡した。
(公明新聞)

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