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2007年06月23日

「中身のない風船」政権交代の幻想(2)

遠山清彦です。今週発売されたある週刊誌に、民主党の小沢一郎代表の関係する政治団体の中に解散した新生党や自由党時代の団体が温存されていて、総額25億円もの繰越残高があることが報じられていました。取材された関係者も否定していないので、事実なのでしょう。政治団体を使って10億円余りの不動産を取得した小沢氏の、不透明な資金的背景が次第に明らかになってきています。

政権交代した場合、総理大臣になる可能性の一番高い民主党の党首である政治家が、自分の党と関係ない政治団体を温存し、巨額の資金をプールしている意図はいったい何なのか、選挙が近い今だからこそ、国民は真剣に考えるべきではないでしょうか。新生党・自由党時代の流れをくむ2つの政治団体の責任者である平野元参院議員によれば、この資金は「本格的な政界再編が行われるときや、政権交代の仕組みをつくるときの備え」であるらしい。ここでは民主党の政権奪取とは、必ずしも明言されていません。ということは、民主党で政権を取るという以外の選択肢もありうる、という解釈が成り立ちます。

有権者の立場に立てば、民主党を選挙で応援して勝たせても、その党首自らが民主党を飛び出して政界再編を起こすとか、民主党とは違う枠組みでの政権交代を実現する可能性があるわけで、応援した意図が政治結果に反映されないという民主主義の根幹に関わるリスクが生じています。これも、オザワイズムなのかもしれませんが、「政権交代」することだけが至上目的になり、「何のために」「何をしたいから」政権交代なのか、全くわからない。これが民主党の実態なのです。「政権交代」と大書された風船を破裂させたら、中身が全くなかった――。そんな失敗を許容できるほどの余裕は今の日本にはありません。

もしも、中身のない「政権交代」を実現させてしまったら、政治不信を招いた私たち与党議員にも責任があることを忘れてはなりません。その過ちを絶対に犯さないために、残された時間は短いですが、国民皆様の信頼回復のため、ただただ真剣に戦うのみです。がんばります!

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2007年06月22日

政権交代の幻想

遠山清彦です。最近、私あてのメールが増えています。選挙を前に政治に対する関心の高まりを感じています。私は国会の事務所に立ち寄った際に、全てのメールを拝見させていただいており、大変勇気付けられたり、また勉強させていただいております。ただ、返信につきましては、時間的物理的制約から迅速にできない場合もありますので、是非ご理解をいただきたいと思います。

さて、一昨日(20日)は、衆参両院の本会議で荒れ模様になりました。衆議院では、河野洋平議長の不信任決議案が野党から提出され、否決。参院では、改正イラク特措法と教育関連3法の委員長報告・採決の前に、田浦外交防衛委員長および狩野文部科学委員長への解任決議案が野党から提出され、それぞれ否決されました。その後、法案は2つとも粛々と採決され賛成多数で可決されたことは、新聞報道の通りです。

野党は相変わらず「強行採決だ」と騒いでいますが、マスコミも国民も冷めてきているように感じます。少なくとも参院では委員会での審議時間も野党に多めに確保するなど配慮して運営してきていますし、法律が成立しなければ国民の血税で運営されている立法府の責任を果たすことができないわけで、野党の選挙向けパフォーマンスの色合いが濃いことは言うまでもありません。

それにしても笑止千万なのは、衆院での議長不信任案採決の際に、またしても民主党の小沢一郎代表が欠席していたことです。議長不信任という思い決議案を突きつけた野党第1党の党首が、結局不在で一票も投じていないのですから、「拍子抜け」も甚だしく、民主党の若手議員の諸君は内心忸怩たる思いがあるのではないでしょうか。

私が留学していた英国の選挙の特徴は、マニフェスト(政権公約)の提示と、政権選択=首相選択の色合いが濃い点が挙げられます。もちろん立候補者各々の個人的資質も大切な判断材料ですが、政権を目指す各政党の政権公約=具体的な政策の中身と、「誰が次の首相=国家指導者になるのか?」という点が、有権者にとって最大の判断材料になっているわけです。そういう意味から言うと、達成率が高く具体性と実現可能性の高いマニフェストを提示している公明党・与党と、「高速道路無料化」のような聞こえはいいが実現可能性の低い政策しか出せない野党では歴然とした差があると思います。また、首相選択という観点から申し上げれば、大事な案件が採決される本会議すら欠席する小沢党首に激務である日本の総理を任せられると思っている人は、おそらく民主党内でもそれほどいないのではないでしょうか。

政治は、決断と責任と実行であります。イメージや、パフォーマンスは、政治の本質ではありません。民主党の掲げる「政権交代」は、幻想にすぎないと感じているのは、私一人ではないでしょう。

投稿者 t-mode : 10:45

2007年06月16日

求人広告の年齢条件禁止

遠山清彦です。雇用対策法改正案が6月1日に成立しました!しかも、施行は今年の10月1日。つまり今年の秋以降は、原則的にあらゆる求人広告で年齢条件は禁止され、自らの年齢にかかわりなく自由に新しい仕事にチャレンジすることができる日本の雇用市場が初めて整備されることになります。

私は昨年来、国会の質疑に立つ折に、日本の求人広告について政府にずっと注文をつけてきました。すなわち、日本の求人の募集採用の条件に、具体的な年齢条件がついているのはおかしい、と総理大臣や厚生労働大臣に申し上げてきたのです。

新聞・雑誌に掲載されている求人広告にしても、ハローワークにある求人にしても、募集採用の段階から特定の年齢以上の方々を排除しているものが多すぎる、と私は感じてきました。「あ、この仕事受けてみたいな」と思っても、「30歳以上は駄目です」「募集採用は55歳未満」などという年齢制限がついているために、転職や再チャレンジでご苦労なさっている方は、日本では想像以上に多いのです。

昨年12月8日に参院決算委員会で質疑に立った時も、安倍総理に「ある人が何才か、ということと、その人が元気で仕事をできるかどうか、は個人差があって、一律に一定以上の年齢層を募集採用から排除することは、何の合理性もない」(趣旨)と申し上げ、さらに海外の先進国の多くでは、すでに年齢差別は法律で禁止されていることを紹介しながら、改善を求めました。その際の政府答弁は全く不満足な内容でしたが、さらにしつこく政府に要望し続けた結果、ついに厚生労働省は当初の方針を転換し、法律で明確に年齢差別の禁止を定めることを明言しました。

ずっとこの政策の実現を求めてきた私としては、今回の法案成立が、嬉しくて仕方ありません。これからも、「生涯現役社会」の構築に向けて努力を重ねていく決意です。

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2007年06月11日

年金問題と民主党

遠山清彦です。最近、私は時局講演会や街頭演説で年金の話に時間を多く割くようになりました。5000万件の年金の加入記録が宙に浮いた問題について、野党の議員が「消えた年金」などと騒いでいますが、捏造に近い発言で非常に遺憾に思います。年金の加入記録の未統合が、即年金が「消える」ことにはなりません。しかも記録が未統合である背景には、選挙になると野党を応援している社会保険庁職員労働組合の怠慢体質にあることが明白なわけですから、厚顔無恥とはこのことです。

以前から野党は、「公的年金は破綻している」などと国民の不安を煽ることにご執心のようですが、破綻と言うからには年金が遅配したり不払いになったりしているという事実がなければ言えないはずです。しかし、圧倒的大多数の国民は年金の給付を遅滞なく受けているわけであり、大げさにいっても「破綻」という表現は使えないはずです。何しろ3000万人もの国民が年金の給付を受けているわけですから、もし仮に日本の年金制度が野党の言うように本当に「破綻」していたら、今頃大暴動が起こっているはずですが、現実には起こっていません。

今、政府・与党は「1年間で5000万件の年金加入記録の調査・統合を図る」ということを法律も国会に提出して国民の皆様にお約束しているわけですが、これについても野党議員がテレビなどで「できない、できない」と否定形の発言を連発して騒いでいます。私は、同じ政治家として情けなく思います。政治家は、本来、「やるか、やらないか」の決断をする職業であり、「できるか、できないか」という議論は評論家にまかせておけばいいのです。私たち公明党の議員は、「やる」と決断したわけですから、万難を排し、あらゆる施策を動員して、約束を実行するのみです。

そもそも野党第1党の民主党こそ、「できない」年金対案を国民に提示して顰蹙を買ってきた政党です。年金保険料を払っていない人も含めた全ての国民に全額税財源の基礎年金を給付すると主張していますが、肝心のこの財源をどこから持ってくるかについてはいまだに明快な説明をしていません。以前は消費税を増税するとはっきり言っていたのですが、最近はそれはやめたようで、余計に実現可能性があやしい「眉唾案」になりました。

また、国民年金と厚生年金の一元化も民主党の元来の主張ですが、国民年金加入者の多くは自営業者であり、厚生年金に加入している給与所得者と違って保険料を半分負担してくれる雇用主=会社が存在しません。自営業者の雇用主は、自分自身なのです。もし民主党案が実現すると、自営業者は所得に応じてサラリーマンよりも倍の保険料を払わされ、それでいて老後に受け取る年金額はサラリーマンと同じという不利益を被ることになります。こういう民主党案の弱点を本当に国民が理解したら、支持する人はほとんどいないと私は考えます。

面白いのは、国会の論戦でこういう民主党の年金案の根本問題を指摘すると、「我々は野党で、官僚が欲しいデータをくれないから、具体的数字で説明できないのだ。何が悪い」と開き直ってきたことです。「よく言うわ!」と私は思っています。なぜなら、民主党のマニフェストを見ると「脱官僚政治」、すなわち「官僚には頼らない」ということをスローガンにして前面に出してきたからです。そのくせ、自党の年金案の弱点を衝かれたら、その責任を官僚のせいにしているわけですから、あいた口が塞がりません。結局、官僚に頼らなければ、自分の年金案の財政的裏づけも提示できない程度のレベルなのです。だったら最初から「脱官僚政治」などとかっこつけなければいいのに、と思います。

要するに民主党の公約と言うのは、実現可能性を無視して、「美味しい結論」だけを国民に提示したものがあまりに多いのです。そこには、「政権さえ奪えればそれでいい、その後日本がどうなるかは、わからん」という無責任な政治姿勢がどうしても見えてきます。その象徴的な事例は年金案だけでなく、例えば以前大騒ぎをしていた「高速道路無料化」という民主党マニフェストの目玉商品もそうです。前々回の衆院選の時は、口を開けば「高速道路無料化」を民主党議員の多くは叫んでいましたが、今となっては、民主党議員の誰もこの公約を叫ぶ人はいません。私が個人的に知っている民主党議員に確認したら、「遠山さん、あんなの最初から実現は無理なんだ。上が勝手に決めて、走り出したから私たちも困ってね」と言うありさまで、国民が実態を知ったら、本当に怒ると思います。

もちろん民主党にも個人的に立派だな、と思う政治家がいることを私も知っています。しかし、党全体としての政策や理念はばらばらで、国民のために団結して日本を良くしよう、という姿勢も極めて弱い政党であることは間違いありません。現状の民主党にもし国の舵取りを任せたら、奇しくも以前の民主党テレビCMが暗示していたように、日本丸という船の舵取りを党首自らが投げ出し、日本丸は難破してしまうでしょう。

この夏の参院選挙を境に、日本が沈没するような状況にしないためにも、是非とも「未来に責任を持つ政治」を推進する公明党を勝たせていただきたいと思います。

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2007年06月07日

コソボ・豪州要人と会見

遠山清彦です。東京も次第に暑くなり、街頭活動で汗をかくことも多くなりました。そういう中で、クールビズが導入されたことは、大変助かります。ネクタイを取るだけで、体感温度は抑えられますから。しかも、環境にも貢献できます。最近は、光化学スモッグや中国から飛来する黄砂の問題、また暖冬や猛暑など、環境に関わる問題が身近になってきて、国民の意識も以前より高まってきているように思います。ドイツでのG8サミットでも話題になっていますが、環境問題にもいよいよ日本が本腰を入れなければならない時代に入ったと思います。

さて、昨日は、2度外国要人との会見がありました。まず、午前中にUNDP(国連開発計画)コソボ常駐調整官のマウリング氏を事務所に迎え、コソボの和平と紛争後の復興支援について意見交換をしました。コソボは私自身まだ未踏の地ですが、武力紛争が終わったあとも、多くの課題を抱えており、日本をはじめとする国際社会の支援が不可欠な場所であります。日本は「人間の安全保障基金」などを通じ、かなり積極的な財政支援を行ってきており、地元での評価は高いそうですが、今後はコソボ地域政府のガバナンスの向上、人材育成などの分野により重点を置いていくべきだと感じました。

その後、すぐ駐日オーストラリア大使の公邸に向かい、公明党の太田代表等とともに豪州政府のダウナー外務大臣ならびにネルソン防衛大臣との昼食会に同席させていただきました。1時間という短時間の会合でしたが、日豪防衛協力の推進、捕鯨問題、自公連立の行方、日豪FTA問題と日本の農業改革、等々のテーマについて忌憚なく意見交換ができ、非常に有意義でした。

私は、ダウナー外相とお会いするのが、これで4回目。非常に気さくな人柄で、誰とでも本音で話をしてくれる政治家で大変尊敬しております。長年にわたって外相を務めており、諸外国の要人とも親しい人ですが、他にまったく威圧感を感じさせず、それでいて話はポイントをついてきます。昨日も会食の前に2人で会話する時間がありましたが、今の年金記録問題について大変関心を持たれたようで、矢継ぎ早に質問をしてきました。

昨年は「日豪交流年」ということで両国の友好関係がさらに前進しました。豪州は今やアジア・太平洋の民主主義国の中で日本の最重要なパートナーと言っても過言ではありません。今後、国際平和の維持と人道支援分野などで連携・協力を強化していくとともに、経済・貿易関係も強化して相互の繁栄に寄与する「友人」になっていければ、と思いました。

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2007年06月05日

38歳の決意

遠山清彦です。今日、無事38回目の誕生日を迎えました。お祝いの言葉をかけていただいた皆様、本当にありがとうございました。「抱負は?」と周囲に聞かれましたが、「とにかく目前の参院選に勝つこと」と答えました。もう、今は、それに向かって獅子奮迅の戦いをするのみです。

昨日と本日と、3回に渡って、東京体育館において1万人以上の方々が御参集くださり、私と山口なつおさんの応援集会が開催されました。昨夜の集会は、若者が大半の会合でしたが、ものすごい熱気と応援の歓声で、さすがの東京体育館も揺れているかと感じるほどでした。

私は、この会合では「1分間トークバトル」の企画で、3度、制限時間1分の間にあるテーマについて語るということをさせていただきました。正直言って、原稿もなく練習もせず臨んだので、できるかどうか自信がありませんでしたが、大観衆の応援に押されて無我夢中に語ったら、なんとか1分間で話を完結させることができました。1分間というのは、短いと思っていましたが、意外と多くのことが語れるものですね。

本日の昼夜の会合では、年齢層は多様でしたが、やはり大きな御声援を送っていただき、勇気百万倍をいただきました。平和外交、年金、青年政策、雇用など分野での6年間の成果について、簡潔に語らせていただきました。本当に多くの課題がある今日の日本社会。若い力で改革を断行していきます!

投稿者 t-mode : 23:33 | コメント (0)